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『MIROSLAV VITOUS STRING ENSEMBLES』大幅プライスダウン!

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アーティストとしても活躍するミロスラフ・ヴィトウス氏が制作したハイエンド・ストリングス・ライブラリ『MIROSLAV VITOUS STRING ENSEMBLES』が約4割の大幅値下げ!ハイエンドなストリングス・ライブラリをご検討中の方、キャラクターが違うストリングス・ライブラリをお探しの方、是非ご検討下さい!

とここで、同クラスと思われる下記ストリングス音源との比較をしてみたいと思います。

まずはAUDIOBRO社の『LA SCORING STRINGS』から。

『LA SCORING STRINGS』(以下、LASS)も『MIROSLAV VITOUS STRING ENSEMBLES』(以下、MVSE)も質感は柔らかく、得意とする音楽ジャンルは共通するところがあるかと思います。しかしながら、用途はちょっと違うかもしれません。

LASSにはセクションを分割するDivisi(ディビジ)が用意されており、これを上手くブレンドすることで割と自由にセクションの厚みをコントロールできます。レガートに対するレスポンスも非常に高いです(他社製品を含む、既存のストリングス音源の欠点を補っている感があります)。音の質感としては、弦セクションらしい「柔らかさ」を備えつつ、スタジオ録りを思わせるアーリーリフレクション(壁の反響音)が特徴的です。その他特徴的な部分としては「ピッチ」。もちろん、Divisiパッチをレイヤーすることを考慮して、「意図的に」調子を外しているところがあります。スタジオの弦をご存知の方は「あぁ〜こんなもんだよね」と思われるかもしれません。しかしながら、生弦を知らない方にはちょっときつく感じてしまうかもしれませんね。

LASSの紹介文が長くなってしまいましたが、お次はMVSEに関して。MVSEにはDivisiは用意されておらず、レガートに対するレスポンスはLASSに劣る部分は否めません。しかしながら、音の柔らかさ/厚み/気品ではMVSEに軍配が上がります。音楽性/芸術性にとにかく気にするアーティスト:ミロスラフ・ヴィトウス氏らしい仕上がりですね。スタジオ録りを思わせるアーリーリフレクション(壁の反響音)はそれほど感じません。奏法のバリエーションも非常に多く、時間さえあればどんどん追い込むことができるのではないでしょうか。

LASSとMVSEの用途を差別化するとすれば、LASSは前/MVSEは後ろ、という感じでしょうか?LASSはレスポンス/コントロール性が高いので、速いパッセージやレガート用途に向いているところがあります。劇伴/弦が忙しい楽曲に最適ではないかと思います。一方MVSEは気品と「包み込む感じ」が印象的なので、何かしらの(楽器の)後ろで骨格を支える存在として最適ではないでしょうか?弦がPAD的に機能している曲や、歌モノの後ろに最適かもしれません。

画像や音源が無いのにものすごく長くなってしまって大変恐縮ですが、お次はVSL社の『ORCHESTRAL STRINGS 1』『ORCHESTRAL STRINGS 2』との比較を。

※『ORCHESTRAL STRINGS 1』(以下、OS1)にはヴァイオリンセクションとヴィオラセクション、『ORCHESTRAL STRINGS 2』(以下、OS2)にはチェロセクションとコントラバスセクションと分かれていますので、便宜上、この二つを組み合わせてお読みください。

VSL製品は歴史も長いですし、浸透度もとても高いので説明はもはや不要かもしれませんが、、、。まずは音の質感。LASSやMVSEと対照的にドライです。音は非常に近く、ミキシングで音を作り易いのではないかと思います。LASSで特徴的だったアーリーリフレクションの印象は薄いです(ハイエンドなスピーカーで聴くと聞こえます)。

得意なジャンルとしては、クラシック〜劇伴ではないかと思います。音の質感は少々固いところがありますので、歌モノの後ろでは難しいかもしれませんね。コントロール性に関しては「標準的」と言えます。例えばスタッカート一つにしても、ショート/ロング/ルーズというバリエーションが用意されています。レガートに関しても、標準スピードと速いスピードが用意されています。VSL社が想定している曲調に沿えば、しっかりと鳴ってくれますが、クラシック音楽を基準に捉えている部分がありますので、現代的で攻めのアプローチには対処出来ない場合もあります。ただ、VSL製品にはフレーズパッチ(スケールランなど)が用意されていますので、上手く活用すればそこで補えるかもしれません。

さて、OS1&OS2とMVSEを比較してみます。ここはちょっと難しいのですが、言うならばVSLは中央(やや前寄り)/MVSEは後ろという感じでしょうか(汗)適材適所を考えると、MVSEには後ろで支えてもらいたいなと思います。

MVSEはバッグに最適、という事にフィーチャーしてしまっている本記事ですが、もちろん、フロントマンとして活躍させることも可能です。ストリングス「専用音源」ですので、やりたいことのほとんどはできます。ただ、弊社にはLASSやVSLという、業界トップレベルのストリングス音源がラインナップされていますので、これらと比較してしまうと、やはりこういう結果になってしまいがちです…。

という事ですので、「いやいや、LASSはこうだろう!」「VSLはこうでした!」「MVSEはこう使え!」というご感想をお持ちの方、コメントを頂けますと幸いです m(_ _)m 、、、全部お持ちの方っていらっしゃいますでしょうか?

ご質問もお気軽にどうぞ。


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