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[新作情報]エレクトロニカ系総合音源『OTTO』

2006年12月1日 17:20 by wat

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諸機能の検証に時間が掛かってしまい、また紹介の仕方も練らないといけなかった為、しっかりと取り上げるのは初めてとなります。エレクトニカ総合音源『OTTO』です。

まず「”エレクトロニカ総合音源”って具体的に、どういう音源?」という部分から説明させて頂きたいと思いますが、『OTTO』には、約4GBのサウンドから成る、600種類以上のインストゥルメントが、下記の9種類のカテゴリーに分けられて、収録されております。また、『OTTO』の機能の全体から言えば、ほんの一部を使用した、一例ではありますが、デモソングもお聴き下さい。

・OTTOデモソング(MP3)

・CONSTRUCTION…ドラムサウンドなどの各種単発音をマッピングしたインスト
・PERFORMANCE…一つのインストゥルメントに、数多くのループと単発音をマッピングしたライブ向きインスト

・SEQUENCE
…CONSTRUCTION収録音色をシーケンスするシーケンサ・インスト
・KONTAKT 2 LOOPS…シーケンス全体をバウンスしたループをマッピングしたインストゥルメント
・PLATINUM LOOPS…金物系など個別のループをマッピングしたインスト

・RANDOM & EXPERIMENTAL
…常に変化し続けるランダム・シーケンス生成インストや、実験的音色のインスト
・MELODIC…音階(メロディ)演奏用インスト
・CINEMATIC & SOUND-EFFECTS…映画的な音色のインストゥルメントや、効果音をマッピングしたインスト
・SURROUND…5.1chフォーマットで作成されたサラウンド専用インスト

※上記のカテゴリー説明も、なかなかイメージし難い部分がかるかと思います。これらは、追ってムービーで解説したいと思いますので、宜しくお願いいたします。

次に、さらに分かり易く『OTTO』主要なインストゥルメント・タイプを大まかに3種類に分けてみました。

1.シーケンサ内蔵・タイプ・・・ドラム/クリック&グリッジ/電子音/物音などが収録された音源部に、高度なステップ・シーケンサを組み合わせたインスト。時間軸上の発音(シーケンス)と、サウンド変化両方を同時にリアルタイムにコントロールして、動的なサウンドを意のままに操る事ができます。

2.ループ・タイプ・・・ノート・トリガーで、”スライスされたループ”や”コンストラクションキットを鳴らすシーケンス”が通常再生されたり、シャッフル再生され、様々なランダム・パターンが生成されるインスト。特に後者では、ノートの再トリガーにより、万華鏡のようにサウンドが変化します。当然、テンポシンクや、KONTAKT2のマルチ・エフェクターを組み合わせて無限のサウンドバリエーションが楽しめます。

3.キット・タイプ・・・ドラム/電子音のワンショットを収録したキット、鍵盤で演奏可能な、メロディック・インスト、効果音などのマルチサンプル。例えば、OTTOならではの”物音”では、「硝子のカップ」を素材に、”叩く音”,”テーブルに置く音”,”転がす音”などのバリエーションが何種類もマッピングされており、具体音で、リズムを刻む事が、簡単に出来ます。

どうでしょう?KONTAKT PLAYER2の諸機能を最大限利用し、ループ/シーケンス/ランダマイズと、キット/マルチサンプルがバランス良く収録されているのが、感じられるかと思います。

なお、上記の3タイプは、一つのインストゥルメントの中に混在している事があります。例えば、絶妙にランダム再生される電子ドラムループと、その単発音が一つの鍵盤上にアサインされていて、ドラムループに自由に音を足す事が可能です。

以上の機能により『OTTO』は、エレクトロニカ的な様々なサウンドを、生成することが出来ます。それ故、私共は、エレクトロニカ・ワークステーションとして使用できる事を最大の特徴と考え”エレクトロニカ総合音源”として、広めていきたいと考えております。

さて、明日からはこの『OTTO』の性能をムービーでお伝えしていきますのでお楽しみに!

folder ソフト音源

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