「バランスの悪いブレイクビーツの再構築に有効」、「ライブでの即興演奏や、DJシーンでも面白いことができそう」 – “飛澤正人”氏より、『Regroover』のレビューをいただきました。

Dragon Ash や 三浦涼介 などを手掛ける人気エンジニアの“飛澤正人”氏より、AIエンジンでドラムトラックを分離する『Regroover』のレビューをいただきました!


ACCUSONUS『Regroover』 REVIEW by 飛澤正人

先週の『Drumatom』に続き、『Regroover』を試してみました。『Regroover』は2ミックスのドラムビート(ブレイクビーツ)を分析し分離させるツールで、同社が開発したA3テクノロジーという技術を使ってとても高度にパーツ分けをしてくれます。使い方はすごく簡単で、DAW上に立ち上げたRegrooverプラグインにブレイクビーツのファイルをドラッグ&ドロップするだけ。あとは自動的に4〜6のパート(選択可)に分離してくれるので、バランスの悪いブレイクビーツを再構築する場合などにもすごく有効です。

ただこのAIは、「キック」「スネア」というような明確なインストゥルメントを分析しているのではなく、周波数帯やアタック、音色などを基準にしているようなイメージで、最初の分析ではスネアの「高域のアタック音」と「胴鳴り」が別のトラックに別れたりします。でもその分離してしまったパーツはマージさせる機能によって一つにできるので、こまめに整理をしていけば、驚くほどキレイにパート分けされたブレイクビーツを作ることができます。あとはサンプラーとしての機能も優れていて、各レイヤーはMIDIで操作することができます。そのスタートポイントとエンドポイントも自由に変えることが可能なので、全く違うビートを遊びながら作り出せたりしますね。

またRegrooverプラグインの画面内にある「EXPANSION KIT」に選択した単発スネアなどの波形をドラッグ&ドロップすれば、MIDI鍵盤やパッドなどで操作できるようになります。これは曲のプレイバック中にもフレキシブルに操作が可能なので、ライブでの即興演奏にも対応できそうですね。また、3バンドのパラメトリックイコライザーが付いているので、これをフィルター的に使えば、DJシーンでもかなり面白いことができるでしょう。
とても手軽に、思いついたアイデアをすぐ形にしていける感じがいいですね!


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