SONICWIRE

[オススメ]LA、それは愛すべきGroove。

2008年4月15日 09:44 by kim

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さて、またもや少し偏った(?)オススメサンプリングCDのご紹介です。一部で多用された「AOR」につきまして。皆さんもご存知のとおり「Adult Oriented Rock(大人のためのロック)」の略です(と、あえて言い切ってしまいましたが実は日本だけです。詳しくはこちらをご参考に)。

日本人の認識では意外と幅広いアーティストがこのジャンルに相当するわけですが、とかく昼向けのAOR楽曲はカリフォルニア界隈を活動拠点としたアーティストが生み出した作品が多く見られます。やはり西海岸の「青い空、青い海」が作品に影響を与えたのではないかと・・・。また乾燥した気候がマイクに与える影響も愛すべきAORサウンド色づける要因のひとつかと思います。

さてそんなカリフォルニア州最大の都市がロサンゼルスなのですが、この町には音楽スタジオが多く「ロス録音」を好む日本のアーティストも沢山います。また昔から優秀なスタジオミュージシャンも多く、あのジェフ・ポーカロが活躍していた町でもあります。「Rosanna」大好きです(>_<、)

そんな素敵な街で収録され、その”LA”を冠したサンプリングCDが今回紹介する『LA DRUM SESSIONS 2』『LA BASS SESSIONS』の2タイトルです。パッケージからして既に大人な雰囲気です。

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まずは『LA DRUM SESSIONS 2』のデモから。

どうですか?この生々しい感じ。リズムパターンとしては新しい目ですが、グルーブ感たぷりな演奏を聞かせてくれていますよ。また同じリズムパターンに「DRY」「Room」「Wet」といったアンビエンスの異なる素材を収録しているので、ちょいとやんちゃなRoom感どっぷりなドラムサウンドなども楽しめます。

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さてお次は『LA BASS SESSIONS』です。まずはデモから。

こちらも生々しいですね。全体的にSolidな仕上がりになっております。また同じフレーズにつき「ダイレクトボックスサウンド」と「アンプサウンド」の2種類が用意されており、こちらも質感の作り込みができ、エンジニアリング重視の打ち込みニストにはありがたい一品です。

脈々と受け継がれていくLAサウンド。そのフィーリングを閉じ込めた今回の2タイトルは、是非2本あわせて手元においておきたい愛すべきサウンドです。

『LA DRUM SESSIONS 2』の詳細はこちら>>
『LA BASS SESSIONS』の詳細はこちら>>

余談ですがベースの打ち込みでネックになってくるひとつがSlap奏法だったりするのですが、最近のソフウェアは正直凄いです・・・。
こちらのデモをどうぞ。
♪BS415_04_e-bass_slap

特にベースは打楽器だ!!と思っている男前な方にはオススメです。
※言うまでもなくかなり偏った取り上げ方です。
気になる方はこちら>>
デモムービーも必見です。