SONICWIRE

[EZ-Drummerムービー]演奏”ニュアンス/強弱”を操作するホイール。

2006年5月6日 18:00 by wat
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EZ-Drummerには、”演奏の表情”を豊かにする機能が2つあります。一つは先日ご紹介した「ヒューマナイズ機能」、もう一つは今回ご紹介する、「VELOCITY」コントロール・ホイール機能です。本機能は、その名の通り演奏の強弱’(ベロシティ)を操作するのですが、「ヒューマナイズ機能」との同時使用により、人間の演奏上の”力み具合”の再現、例えば”フィルイン時に少々パラメーターを上昇させる”事でドラマーに勢い(癖)を付ける事が可能です。

これは、「dfh SUPERIOR」と同等の多段階ベロシティレイヤーを実現する「EZ-Drummer」の”音源部”のポテンシャルを、シンプルな”ヒューマナイズ機能”と”「VELOCITY」コントロール・ホイール機能”で最大限引き出す。という、TOOTRACK社開発チームのナイスなアイディアによるものです。
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・・・さて、この辺りの機能の使い道は様々な”応用”も可能かと思います。例えば、「EZ drummer」を2つプラグインして、太鼓系担当EZ-Drummer(金物の選択を”Nore”に設定)へは、「VELOCITY」コントロール・ホイールを強めで調整してからMIDIエクスポート(貼り付け)。金物系担当EZ-Drummer(太鼓の選択を”Nore”に設定)へはその逆で弱めで調整後MIDIエクスポートして同時再生。こんな些細な応用により、表現力の幅は更に広がります。そうすると、単純に太鼓パターン8000×金物パターン8,000 = 16,000パターンの組み合わせになりますしね(汗)。また更なる、ミキサーとの組み合わせで、太鼓はタイトにしつつ、シンバル系のアンビエンスを空間系エフェクトで追い込む事なんて事も◎でしょう。そう、これは(より厳密に)ドラムパーツ毎にエフェクト・プラグインを掛けたい場合にも有効な手段です。さて明日GW最終日は、RealGuitar2Lの演奏に合わせた、EZ-drummerの競演をお届けします。

・EZ-Drummerムービー7 2台のEZ-drummer編 (mov)